| 墜ちた都市遺跡 |
翌朝、早朝から起き出して移動した冒険者達は、目立った危険に遭う事も無く目標地点に到達した。
周囲は墜ちた都市の名に相応しく、ばらばらになった石材が半ば土に埋もれて苔むしている。
| ■ロックス To:ALL |
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地図によるとこの辺りが目撃地点になりますな。 取り敢えずどうしましょ? |
| ■エル To:ALL |
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……何もいそうな感じがしませんね。 「リュンクス求む」の立て札でも立ててみますか? |
そんなことを言いながら、地面を見回してみる。
……が、素養の無いエルにはまったくわからなそうだ。
| ■シグナス To:ALL |
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敵意はありませんよーとでも書いてみっかね?……つっても何語なら読んでくれるか解らねーけど。 とりあえず……順当に動物の痕跡でも探ってみるか?。 |
| ■クラゥン To:シグナス |
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うむ。何事も基本が大事だと言うしな。 ということで、頑張るがよい! |
同じく素養がないクラゥン。早々に応援係に回った。
残りの全員でリュンクスの痕跡が何か少しでも残っていないか、冒険者達は周囲の探索を始める。
暫くして、先ず声を上げたのはロックスだった。
| ■ロックス To:ALL |
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旦那方! ここ、この辺に例のリュンクスらしい足跡がありますぜ。 ここから西の方に移動した形跡がありやす。 |
| ■クラゥン To:ロックス |
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ほほう、ほう? (じー)……これか? ただの土くぼみにしか見えんが…(じじー) |
| ■エル To:ロックス、クラゥン |
| ……クラゥンさんの足あとと区別が付きません。 |
同じく、いくら見ても分からない人。
| ■シグナス To:ALL |
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ん……ああ、其れっぽい足跡だと思うぜ? けど向きまでは解らなかったな……流石助っ人、って所だな。 |
| ■クラゥン To:シグナス、ロックス |
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へえーそうなのか。 ロックス、おまえ凄いな! |
ロックスに拍手を送る。
| ■エル To:ALL |
| ほかに手がかりがあるわけでもないですし、まずはこれを追ってみますか? |
| ■クローエ To:エル、ALL |
| そうねえ。少しは近くに寄らないと、きっと声も届かないでしょうし。 |
| ■シグナス To:クローエ |
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声届かすって……あー、けどまあ確かに、どの道先に見付けられそうだなこの人数だと。 とりあえず、探して見付からなければ、ってしとこうぜ。 |
| ■ロックス To:ALL |
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では、あっしが先導します。 なるべく音を立てずに付いてきてくだせえ。 |
| ■シグナス To:ロックス、ALL |
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なるべくね……まあ、割と大丈夫な方か。幸い金属鎧居ないし。オーケー、案内頼むぜ。 |
| ■クラゥン To:シグナス、ALL |
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まあ、あちらが見つけて興味持ってくれれば好都合ということで。 ・・・・・やっぱり、なあ。 シグナスの背中の荷物に『餌あります』って看板差しておくのがいいんじゃないか? |