| パダ:城壁の外の冒険者の店 |
それぞれの情報収集を終わらせた冒険者達は、集合場所である「土竜亭」に戻って来た。
| ■ニアリース To:ALL |
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あら、お帰りなさい。 何か情報はありましたか? |
| ■シグナス To:ニアリース、ALL |
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ただいま……っと、やっぱ良いねこう言う、至って普通で安全な「お帰りなさい」の在る生活って…… いやともあれ、こっちは案内役貸して貰えたから、特に他に無ければ後は現場に行く事になっかね? |
| ■エル To:シグナス |
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普通でない危険な「お帰りなさい」とはいったいどのようなものなのでしょうか……。 というか、そんな恐ろしい「お帰りなさい」が存在するのですか。 |
| ■クラゥン To:エル>ALL |
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いや、というかここは、「お帰りなさいを言ってくれる君がいるのは良いね」というのを暗に伝えているのではないのか? こう、シグナスだけに。 というわけでただいま。 こちらは美味そうな肉屋とダチになったぞ! (訳:ほとんど情報は得られんかった) |
| ■クローエ To:クラゥン、シグナス |
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そうねえ。 とりあえず、おすすめは餌付けよ?シグナスさん。 |
リュンクスのことなのか、女のことなのか。
| ■シグナス |
| なんか精神的に外堀埋めてる感が隠されもしなかったり時々物理的だったりねえ……俺今まだ寮暮らしだから世間体が……。 |
| ■ロックス To:シグナス&ALL |
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へっへっへ、旦那方。今から行くと直ぐ日暮れになっちまいますぜ? あっしは明日の早朝に出発する事をお勧めするでやんす。 |
| ■クラゥン To:ロックス |
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ぬっ? 誰だこやつ。 しかし言ってることは至極まともであるな。 危険な場所で野宿を進んでやることもあるまい。 |
| ■クローエ To:クラゥン |
| 今シグナスさんが言っていた、案内役さんじゃないかしら? |
| ■ロックス To:クラゥン&クローエ |
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あっしはケチな遺跡潜りでやんす。 今回旦那方のお手伝いをする事になりまして。 どうぞお見知りおきを。 |
| ■クラゥン To:ロックス |
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ほほう。ケチか、ではエルと気が合いそうであるな。 リュンクスは探しにくそうであるからなー。 遺跡潜りの手練れがいるとは有難い。よろしく頼むぞ! |
両手でロックスの手を握ってぶんぶか握手。
| ■エル To:クラゥン |
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クラゥンさん、僕はケチではありません。 ただ単に、懐具合が寂しいのです。 |
| ■クラゥン To:エル |
| でもいつもそう言って、誰かにたかってるイメージなのだが(首ぽてり) |
| ■ロックス To:クラゥン |
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そのケチとは違うような気がするでやんすが……。 喜んで頂いて光栄でやんす! |
| ■クローエ To:ロックス |
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まあ、もう仲良しな感じねえ。 しばらくの間よろしくね? |
クローエは当たり障り無く挨拶した。
| ■クローエ To:シグナス、エル、ALL |
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さて、クラゥンさんも言っていたけれど、こちらの探せた手がかりは乏しかったわ。 そのわりには疲れてしまったけれど。本格的に探し始めるのは明日からかしら? |
| ■シグナス To:ALL |
| そっか、オッケー。それじゃ今日は宿でも……取るけど宿代大丈夫か。経費こっちでも貰えたっけ? |
| ■ニアリース To:ALL |
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宿代は学院もち……と言うか私が払っておきますので大丈夫です。 あ、お食事代は別ですよ? |
| ■エル To:ニアリース |
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え゛。 食事代は経費に含まれていなかったのですか……? 仕方ありません、では僕は店の隅っこで保存食をかじることにします。 |
| ■ニアリース To:エル>おやじ |
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え……えっと。 おやじさん、ちょっとご相談が。 |
おやじがやってくると、ニアリースは何やらひそひそと耳打ちした。
暫く話すとおやじは納得したようで、冒険者達にこう告げた。
| ■おやじ To:ALL>エル |
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お前ら喜べ。 スポンサーが、朝昼晩の定食一食分とエール一杯分は持ってくれるそうだ。 早く依頼を成功させて極貧生活から脱出しなよ! |
| ■シグナス To:ニアリース |
| サンキュー、助かるぜ。この埋め合わせは仕事成功させてから、って事で。 |
| ■クラゥン To:おやじ>エル |
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おおー。なんと太っ腹で優しいスポンサーであることか! あ、俺様のエール分は、ホットミルクに代えてもらえると有難いぞおやじ殿。 エル、同情されたぞ。良かったな。 |
| ■エル To:ニアリース、クラゥン |
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人情が身に沁みます。 この厚意を無駄にしないよう、しっかりと働かせてもらいます。 |
| ■おやじ To:エル>ALL |
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あいよ。 それじゃ食いながら話すだろ? 飯を持ってくるから待ってな。 |
それから数分。
おやじは料理を持ってきた。
大きな黒パン一つ、羊肉と野菜たっぷりのシチュー、小ぶりの鱒唐揚げとエール(クラゥンだけはホットミルク)がそれぞれの前に並べられる。
| ■クローエ |
| あら、結構食欲をそそるわねえ? |
| ■シグナス To:おやじ |
| 思ったより良いモン出してくれるね……はは、こりゃ皿洗い位はやっといた方が良いか? |
| ■クラゥン To:おやじ |
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ちょ、ちょっと量が多そうだが…ふむ、見た目も匂いも良いな。 有難くいただくぞ。 |
| ■クラゥン To:ALL |
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んで、確認なんだがー。 明日は、まずリュンクス発見報告のあった現地に行く。 そこで手がかりがあれば良し、なければ現場の周囲をしらみつぶしに調べていくって感じか? 期限もあるから、手がかりが残っていることを熱烈歓迎大期待!なワケであるが。 |
| ■エル To:ALL |
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何か仕掛けようにも、情報が少なすぎますからね。 やはりまずは、目撃情報のあった現場を確認するのが先決かと。 |
| ■ロックス To:ALL |
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話を聞いた限りですと、目撃報告から一週間は経過していますな。 あれから幸いにして雨は降っていないし、まだ痕跡が見つかるかもしれやせん。 あっしも報告のあった場所に行くのに一票でやんす。 |
| ■クローエ To:ロックス、ALL |
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そうね、とにかくまだ近くにいるかどうかくらいは確かめないと。 それと、リュンクスは周囲を透視する力を持っているのだから、こちらが先に相手に気づくのは難しいわ。 興味をもってもらって、相手から姿を現してもらうことを考えたほうがいいかもしれないわねえ。 せっかく人語を解する相手なのだから、何か興味を引くようなことを呼びかけながら歩いてみるのはどうかしら? |
| ■シグナス To:クローエ、ALL |
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呼び掛け、ね……正直武装してる集団じゃ難しいと思うが、交渉材料考えるってのは悪くないな。 …………餌付けとか、か? |
| ■クラゥン To:ALL |
| ふむ。餌はシグナスか? |