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SW-PBM Scenario#150 Three? materials |
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トールクーベ中央公園・池の中 |
リュントとミァは水袋に小石を詰めて作った即席のおもりを手にして、一気に池の中へと潜っていった。
同じようにして作ったおもり付きのロープをあらかじめ沈めてあるので、それを伝い潜水の補助に使いながら、慎重に潜っていく。
5メートルまでは余裕で到達。
そこから先は、水のプレッシャーとの戦いだ。
10メートル。
なぜか、見えるはずの『ライト』の光が見当たらない。
「S」の石につながれたロープが、少し緩んでいるのか、ゆらゆらと揺れている。
■ミァ To:リュント |
んに? 変でスネー。 ライトって、恥ずかしがり屋属性でもありましたっけー。 |
■リュント To:ミァ |
多分照れ屋の属性があるんだろ? |
■ミァ To:リュント |
ほっほう、変種なライトと。 使い手と何か関係があるんですかネー(果たして) |
15メートル。
暗い水中。ロープを頼りに潜っていく。しかしリュントは水圧に耐えられなかったのか、15メートルまで潜ったところで動きをとめてしまった。それ以上潜ることができない。
その横をミァが余裕の表情で通り過ぎ、さらに潜っていく(笑)
■ミァ To:リュント |
ふっ。リューちゃんもまだまだでスネー(=▽=) ミーのこの、華麗なる6ゾロぐららん潜水殺法の威力を見よ!でスー。 |
■リュント To:ミァ |
ここで気合を入れないで最後に気合を入れないと失敗しちまうぞ? |
■ミァ To:リュント |
なあに、ミーには幸運ぱわーがついているのでスヨー♪ |
20メートル。
ほとんど光も届かず暗かったが、ミァは確かに砂と岩に覆われた池の底を見た。
どうやら深さはそこまで。水深20メートル程度のようだ。
■リュント To:ミァ |
ほ~~ら・・・ 言った通りだ・・・ 俺が最後まで潜れねえじゃねえか!? |
人の事を心配する前に自分の心配をしなさい。
■ミァ To:リュント |
はっはっは、この勝負はミーの勝ちのよーでスネー(・▽・) そして、とーーーーちゃっく! ふみふみ、予想通り20メェトルーと。 前人未踏(勝手に)の底に着いたんですし、……まずはこりですヨネー!(うんうん) |
池の底に、指文字で大きく「ミ ァ 参 上!!」とサインを残す。
■ミァ |
んに、いー感じなのでスー( ̄ー ̄)+ うみー。にしても暗っいでスネー。 探し物さがしもの出てこいこいやーーい。 |
さて、「S」の石にくくりつけたロープを探すと、ミァのすぐ目の前、岩と岩の間に挟まっている。
■ミァ |
にょおう。こんなところにー! 灯台下暗しなのでスヨー。 |
その時。
■女性の声? To:珍客 |
(東方語) わ~れ~を~い~か~ら~す~の~は~だ~れ~じゃ~~~! |
いきなり、とても不機嫌だが、それなりに色っぽい恐ろしげな声が水中に響いた。
岩と岩との間から、『ライト』の光源がふたつ、唐突に現れる。
その明かりに照らされたのは、女体像にそっくりな、腰のくびれがせくしーな裸の美女。
「S」の石を右手に持ち、ハードレザーを左の小脇に抱えている。
■ミァ To:リュント |
Σ( ̄□ ̄;!? もしかして、こりがキーちゃんの言ってた…… てゆーか、こ と ば わ か り ま せ ん ヨー。 リューちゃん、気合で聞き取ってミーに教えやがりなサーーーイ! |
■リュント To:ミァ |
気合を入れなくても聞き取れるぞ! 通訳してやるから、自分でも話してみ~ |
自動同時通訳オン!
■ミァ To:リュント |
おおう。さんくすなのでスヨー! |
彼女の下半身をよく見ると、すらりと白く、長い足。
しかし吸盤がびっしりついていて、ざっと見る限り10本あるようだ。
どうやらイカの足のようだが、その太さと長さはこの世のものとは思えない。
石とハードレザーは、器用にも足の中に隠し持っていたらしい。
■ミァ |
Σ(○▽○)!!!? いか!? ビックイカ足!!? んに、意外ともしかしておいしそ……? ……(間)……いやいやいや。 |
せくしーな美女に、イカの足の組み合わせ。おまけに水中でも平気でしゃべるこのいきものに、ふたりは心当たりすら無かった。
■ミァ |
はっはっは。初めて見ますネー。 にしてもいかり…? いかりびっちなイカ美女? ……怒りとイカを掛詞?? |
そんな訳はない。
■いかげそレディ(仮称) To:ミァ&リュント |
(東方語) わらわの住処を騒がし~ あげくにこのような ゴ ミ を捨てるなど~ ゆ~る~さ~ぬ~ 美しい~銀でなければ~~ゆるさぬ~~~! |
とても不機嫌そうに眉間にしわを寄せ、ぎろりとふたりを睨む。
よくみると彼女の足元には、銀貨が山になっていた。
どうやら銀が好きらしい。
■いかげそレディ(仮称) To:ミァ&リュント |
(東方語) おぬしらが捨てたのは~~ どっちの ゴ ミ じゃ~~! 正直に答えよ~~~~! |
ふたりに向かって、「S」の石とハードレザーを掲げた。
■リュント To:ミァ |
(共通語) こいつがキルリックの言っていた褒め殺さないといけない奴だな? |
■ミァ To:リュント |
ですかネー。んにに、にしても……褒めぇ~~?(ー△ー; |
リュントはいかげそレディ(仮称)へ向き直り
■リュント To:いかげそレディ(仮称) |
(東方語) 池の中にな~~んて美しい方が住んでいたんだ!! 分かっていれば石を落っことしたりしなかったのに~~! それにしても人間じゃ考えられないくらい綺麗な足ですね~~ しかも人間より沢山足を持っているし~~! |
褒めているのか?
■いかげそレディ(仮称) To:リュント |
(東方語) ほほほほほ…… 否! 嘘~は~ゆるさぬ~~! |
嬉しそうに身をよじっていたが、いきなり怒り出した。
■いかげそレディ(仮称) To:リュント |
(東方語) おぬしが捨てたのは~ こっちの皮のほうであろう~~ わらわは嘘つきは好かぬ~~! |
イカの足がリュントを捕まえようと、するするとのびていく。
しかしリュントは器用に避けた。
■リュント To:いかげそレディ(仮称) |
(東方語) そ・そんな事ないぞ! 心の底から、本心からしょ~~じきに話しているのに!! なぜ信じてくれないんだ?? 過去に男からひどい目に遭ったとか? |
話そらし作戦発動~~(意味あんのかな?)
■いかげそレディ(仮称) To:リュント |
(東方語) 何を言うか~~! 無礼者~~! |
顔を真っ赤にして怒りをあらわにし、ぶんぶんとイカの足で往復ビンタを試みる。
しかしリュントはまたしてもするりと避けた。
避けるのは得意のようだ(笑)
■ミァ To:いかげそレディ(仮称) |
(東方語:リュント通訳仕様) てゆーかでスネー。 そっちの石は、別にゴミぽい捨てなんてしてないでスヨー? ミーたちは、石のおさんぽしてたのでスー(^▽^)(ばばん!) ほら、石に紐がついてるでショー。 イヌのお散歩みたいなもんでスヨー。水中散歩なのでスー♪ そしたらあんたさんのよーな、美人さんにごっつん遭遇したってわけデー。 |
■いかげそレディ(仮称) To:ミァ |
(東方語) ほほほ。 わらわのような美女に遭遇して嬉しかろう~~ 苦しゅうないぞ~~ |
美人という言葉に、しっかり反応。
■リュント To:いかげそレディ(仮称) |
(東方語) 俺だってこんな絶世の美女に会えて相当嬉しいんだぜ~! 言行不一致かもしれないが・・・ |
自分でも褒めているように聞こえないらしい・・・
■いかげそレディ(仮称) To:リュント |
(東方語) ほほほほ。 もっと近くより眺めても良いぞえ~~ |
しっかり聞こえている。そして素直に喜んでいる(笑)
■いかげそレディ(仮称) To:ミァ |
(東方語) そこな小人族よ~~ わが住処を騒がせたいきさつを~正直に話しておるようじゃ~ その意気や良し~ 正直者にはほうびをやろうぞ~~ |
■ミァ To:いかげそレディ(仮称) |
(東方語:リュント通訳仕様) ほうび?(>▽<) わっほい! あんたさんいーひとーー♪ |
■いかげそレディ(仮称) To:ミァ |
(東方語) ほほほほほ。正直な事は善きこと哉~~ |
いかげそレディ(仮称)は、足の間からもぞもぞと何かを取り出した。
足の吸盤にぴたっとくっついた状態でふたりの前に掲げられたのは、まるでガラスのように透き通った、りんごほどの大きさの球体。
■いかげそレディ(仮称) To:リュント&ミァ |
(東方語) 大昔に~ 底で見つけた~わらわの宝物じゃ~ |
レディがそれを出した瞬間、彼女の右手から「S」の石がすっぽ抜けて、透き通った球体に吸い込まれてしまった。
球体の中で石がくるくる回っている。
石に繋がっていた留め金は外れて、引っ張られる力を失ったロープは水中にゆらりと漂った。
■ミァ |
んにに、不思議ぃなりんごなのでスー!Σ(・x・) てゆーか石がっ。持って帰らないとリエラっちにおこられそーですのニー!? |
■いかげそレディ(仮称) To:リュント&ミァ |
(東方語) ゴ ミ の皮と~ 美しい宝玉~ どちらか選ぶのじゃ~ |
ふたりの前に、ハードレザーと透き通った玉を掲げた。
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GM:ともまり |