| サイコロは知っている | Scenario #114 |
| とってもおいしぃはなし |
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| 銀の網亭 個室 |
幸せの木にて運命的な出会いを果たした6名は、運命の糸をこんがらがせたり、断ち切ったりする為に個室へと移動した。
糸の色が赤いかどうかは、私は知らん。
| ■バリィ To:ALL |
| ……しっかし、まぁ、よくこんな世界の民族大集合みたいなメンツが揃ったよなぁ。 |
おやじに部屋の鍵を返しながら、バリィはそう呟いた。
| ■レジー To:ALL |
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まぁ、そういうなよ。 それに仕事をこなすと言う面で考えればいろんな状況に対応できる分、 こんなメンバーの方が効率がいい。 ちょっと男にかたよりすぎだがな(笑) とにかく、立ち話もなんだし中に入ろうぜ。 |
| ■ザンセール To：バリィ、レジー |
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そぉそ、こまけぇ事はいいっこなし。 部屋ぁはいってゆっくりしようじゃねえか。 |
そういうとザンセールは最初に扉を開いて中に入った。
荷物を適当におくと手頃なストゥールを引っ張り出して足をぶらぶら。
| ■ランバート To：ALL |
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さて、いろんな人が集まった事だし、とりあえずまとめ役ぐらいは決めておきましょうか？ ＜リーダー＞に相応しいのは、だ＜りだ＞？ |
お決まりの受けない駄洒落を飛ばすランバート。
ニコリともせず、冷ややかに見るイグレッタ。
そんなランバートの肩を、バリィは無言でポンポンと叩くのだった。
| ■バリィ To:ALL |
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真面目な話、胴元はきちんと決めとかねぇとな。 何をやるかにもよるが………やっぱり、丁半が一番手っ取り早いかね？ |
バリィは懐からサイコロを取り出した。本当に博打を打ちに来ただけらしい。
| ■シャイアン To:ALL |
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うむう、なんともまとまるのが難しい面々のようでござるからなぁ・・・ 拙者、博打でまかり間違ってリーダーになってしまうのは勘弁でござる〜 少々面倒かもしれぬが、局面毎に決を取るのも手ではござらんかな？ 半々に意見が分かれた場合だけ、最後の一票を投じる権利持つ１人を決めておく、 ということであれば、博打で決まっても気は楽でござるな〜 |
| ■イグレッタ To:ALL |
| ようするに、リーダーはサイコロで決めるって事ね。 |
表情はともかく、声に不満はないようだ（笑）
| ■レジー To：ALL |
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ダイス・・・ねぇ。 まぁたまにはこう言うのも悪くはないかね。 |
そこまで聞いていたザンセールはストゥールから勢いよく飛び降り、
| ■ザンセール To：シャイアン、ALL＞バリィ |
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だいてぇ（大体）きっちり６人しかいねぇのに、半々に別れる決の最終もくそもあるかい。 まぁ、いわんとしてるこたぁわからねぇでもねぇ。しっかり決めてしっかり引っ張ってくれるヤツがいてくれりゃぁ問題なしってことよ。 兄ちゃん、その賽かしな。 |
| ■シャイアン To：ザンセール |
| そんな理想的な者が居れば、そもそも博打で決める必要などござらんよ〜(^^; |
早口でまくし立てながら、ザンセールはつかつかとバリィに近づき、手から賽をひったくった。
| ■バリィ To:ザンセール＆ALL |
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はぁ？ 何、言ってんだ、てめぇ？ 俺ゃ単に博打を打ちに来ただけだぜ。リーダーだの何だの、知ったこっちゃねぇよ。 お前ぇが壷振りやるってなら、それでも良いから、とっとと始めようぜ。 |
| ■イグレッタ |
| ……やっぱり |
カウンターで言った通り、ただの呑み客じゃないと呆れている（笑）
| ■ザンセール To：バリィ、ALL |
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そいつぁ、あとで相手すらぁ。勝負事は嫌いじゃねぇからな。 |
| ■レジー |
| （どうもこのＰＴは熱い奴が多そうだな。交渉に苦労しそうだ・・） |
| ■ランバート To：ALL |
| どうでしょう、せっかく＜サイ＞コロがあるんだから、この＜際＞、リーダなどは決めずに、どうしても決まらなかった場合は、一＜切＞合＜切＞全てこの＜サイ＞コロで決めるというのは？ |
適当な事を大真面目で言うランバート(^^;;;
| ■バリィ To:ザンセール＆ランバート |
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俺ゃ、お前ぇらの会話がサッパリ分かんねぇんだが…。 ってか、俺の話、全く聞いてねぇだろ？ |
ザンセールはやはり聞く耳もっていなさそうである。
| ■ザンセール To：バリィ、ALL |
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とりあえず決めるもんだけとっとと決めちまおうぜ。 丁度６人だから、賽を一つ振って年のわけぇ順に１から６を割り振れば問題ねぇな。 いくぞ、とりゃ！ |
周りの迷惑も顧みずに勝手に１人でポンポン決めつつ、ザンセールはダイスを振った。
……出目は６だった。
| ■ザンセール To：ALL、ランバート |
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よし、決定だ。６だから一番年上のヤツだ。 ってこたぁ、エルフ以外にいねぇな。ランバート、お前に決定。 |
| ■ランバート To：ALL |
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おやおや。これも、また修行ということでしょうか。 困ったときはサイコロもある事ですし、お引き受けしましょう。 ＜リーダー＞になったのは、＜おり＞だ(俺だ)ってね。 |
| ■ザンセール To：ランバート |
| よっしゃ、話が分かるねぇ。さすが長く生きてきただけあらあな。 |
| ■バリィ To:ザンセール |
| 人の賽振って、勝手に話を進めてんじゃねぇ〜っ!!! |
とうとうブチ切れたバリィは、ザンセールの後頭部目掛けて蹴りを放った。
| ■ザンセール |
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＿（ _ _）＿（ぼてっ |
低い軌道を描いてとんできた一撃にまったく気づかなかったザンセールは、かわす間もなく、低くくぐもった声と共に昏倒しましたとさ（合掌）(-人-)
| ■イグレッタ To:バリィ |
| ケチね |
いや、論点はそこか？
| ■シャイアン To：ランバート |
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うむう、戦闘では頼りになりそうな若者達でござるな(^^; ランバート殿のお人柄ならば、パーティの調停役にぴったりでござる。 今後ともよろしく頼むでござるよ〜 |
| ■レジー To：ALL |
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そうそう、少なくともすぐに頭に血が上るような奴はリーダーにはしたくねぇな。 蹴りを食らうのも勘弁だ。 なんにせよ、よろしく頼むよリーダー。 |
| ■バリィ To:レジー＆ALL |
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悪かったな、血の気が多くてよ。 ………で、なんでそう、リーダー決めんのにこだわってんだよ。誰でも良いから、説明しやがれ。 |
伸びているザンセールからサイコロを取り戻すと、バリィは苛立たしげに一同を見回した。
| ■イグレッタ To:バリィ |
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これから依頼を受けるのに、必要だからでしょう ここの酒場に、冒険者が仲間を探に来るのは知らなかったとしても 人の話しを理解してるのか、謎なドワーフもともかくとして そろそろ、ただの呑み客は帰りなさい。 |
平然と見返して、そっけなく忠告。
一般客を巻き込まないよう、本人は親切のつもりだ（笑）
| ■バリィ To:イグレッタ |
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…あ〜、やっぱりそうなのか。 そりゃそうだよなぁ。 この店に客が来るのなんざ、仕事探しの時期くらいのモンだもんなぁ。 これも博打と言やぁ、博打なのかもしんねぇなぁ。 |
サイコロ賭博と勘違いしていたバリィも、その話にノることにしたようだ。
それでも「しょうがねぇなぁ」とか「運が悪ぃ」とかぶつぶつ言っているようだが。
| ■シャイアン To：バリィ＆ALL |
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いやいや、本気で頼りにしているでござるよ〜 拙者もこのパーティに指導者は不要と思っているでござる。 １人１人の個性が強すぎるでござるからな。 このパーティに必要なのは乱を鎮める調停役、癒し系の御仁でござるからな〜♪ |
鼻歌を歌いながら、シャイアンは荷物から愛用のリュートを取り出し、
| ■シャイアン To：ALL |
| では新リーダー誕生を祝って、一曲歌うでござるかな〜♪ |
頭上から、拳骨が落ちて来た！
例によって何が起きたかわからぬまま、床に大の字に倒れて目を回すシャイアン
| ■イグレッタ To:シャイアン |
| かき鳴らしたり、歌ったら殴るって言ったわよね |
すでに行動を起こしている。
| ■イグレッタ |
| …グラスランナーも謎だわ |
| ■レジー |
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（どいつもこいつも・・やっぱリーダーなんてなるもんじゃねぇな・・） |
こっそりとランバートに手を合わせて、合掌。
| ■ザンセール To：独り言 |
| あぁ、いてぇな、ちきしょうめ。なにがあったんってんだ、いったい。 |
先ほどから地べたで伸びていたザンセールだが、ぼちぼち目を覚ましたようである。
独り言を言いながら後頭部をさすりさすり起きあがった。後頭部への衝撃だったため、どうやら何が起きたのかよく分かっていないらしい。まぁ、分かっていたら喧嘩になってるだろうから、問題なし（ぉ
改めて辺りを見回すとシャイアンが倒れているのが目に入った。
| ■ザンセール To：シャイアン |
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おぉ、起きろや、おいおい。（と、げしげし） ったく、この部屋にはガスでも蔓延してるのかねぇ。 |
| ■シャイアン To：ザンセール |
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おわっっ、かたじけないでござる〜 うーむ・・・？そんなに飲んでいないのでござるが、おかしいでござるなあ・・・ あう、頭がガンガンするでござる〜 |
| ■バリィ To:ALL |
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リーダーも決まって、俺も話が分かったところで質問良いか？ お前ぇら、誰よ？ |
ランバート以外は全く知らないバリィだった。
確かに、誰一人と彼に名乗っているものは居ない。
| ■シャイアン To:バリィ＆ALL |
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あぅ、バリィ殿？あー、拙者はシャイアン＝ウェンリィと申す者でござるよ バリィ殿とはご同業でござるかな？ 拙者オランに来てまだ日が浅いでござる。 先輩殿にご指導のほどよろしくお願いするでござるよ〜 |
| ■レジー To:ALL |
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ああ、一応俺もちゃんと言っておくか。 俺はレジー、探偵だ。 頭を使う方が俺の好みなんだが、まぁ一応背中の剣は飾りじゃない。 シーフのまねごともできなくはないが、そっちは得意じゃないな。 今回はシャイアンもいるようだしそっちは任せてもいいかと思ってる。 |
| ■シャイアン To:レジー |
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レジー殿もご同業でござったな、よろしくでござるよ、先輩殿。 拙者は体術だけが取り柄でござるからなあ・・・ レジー殿の情報網には頼りしているでござるよ〜 |
| ■イグレッタ To:ALL＆バリィ |
| イグレッタ・マロック。マイリーの神官戦士よ。 あなたこそ何？冒険者なの？ |
| ■バリィ To:イグレッタ＆ALL |
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俺か？ まぁ、冒険者ってことになるんだろうな。 ここンとこ、ただのプ〜だったけどよ。 俺はバリィだ。傭兵やってたんだが、弱っちいからあてにすんな。 どうでも良いようなことなら、よく知ってるぜ。 |
| ■ザンセール To：ALL |
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俺はピムラからきたザンセールってんだぁ。 よろしくなぁ。 |
| ■ランバート To:ALL |
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私は、ランバート＝アゲインと申します。 故郷の青葉の森を出て、駄洒落を極める修行の旅に出ています。 みなさん、一緒に頑張りましょうね！ |
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