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| 銀の網亭/早朝 |
ランディが、銀の網亭に戻ってきた。
夜を徹してサイコロ賭博に興じていたバリィが、ちょうど自室に引き上げるところだった。
| ■バリィ To:ランディ |
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なんだ、オッサン? こんな時間に散歩かよ? 年寄りの朝は早ぇな。 |
| ■ランディ To:バリィ |
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おい、蛮人! ジジイとボンはどうした? 先程、帰りにちょいと面白いものを見かけてな。 |
ランディは、戸口で「早くしろ」と手で何度も招く。
| ■リック To:バリィ&ランディ |
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さて、神殿に行かないと・・・。 あ、バリィさんにランディさんおはようございます。 おや何かあったんですか? 私は今から神殿に行こうと思ったんですが。 |
| ■ランディ To:リック |
| んなこたぁーいいから、来いっての! |
ランディは、つかつかと店内に戻るとリックの首根っこを掴み、そのまま店の外まで引きずって行こうとする。
| ■バリィ To:ランディ&リック >シャッケル |
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俺、眠ぃんだけど・・・・まぁ、たまには年寄を立ててやっか。 おい、爺さん! 女ったらしのオッサンが目に物見せてくれるってよ!! |
| ■リック To:ランディ |
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い、痛いですよランディさん! ちょっと、どこへ行くんですか? バリィさん助けてくださいぃ〜、首がのびちゃう〜! |
| ■バリィ To:リック |
| 安心しろ。首が伸びる前に死ぬから。 |
| ■リック To:バリィ&ランディ |
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し、死ぬってそんなあっさり・・・(TT) ランディさん〜、私に何かウラミでもあるんですかぁ? |
| ■ランディ To:リック |
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いいから黙って、ついて来い!! いいものを見せてやるからよぉ。(にやり |
ランディは、リックの首を脇に抱えて引きずって行く。
| ■シャッケル To:ALL |
| なんぢゃなんぢゃ、朝っぱらから騒々しいのぅ。 |
シャッケル爺さんは、2回の客室じゃなく、1階廊下の奥、裏口の方からやって来た。
どうやら少し前に目がさめて便所にでも行っていたらしい。
| ■リック To:シャッケル |
| あっ、お爺さん。た、助けてくださいぃ〜。 |
| ■シャッケル To:ALL |
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んん〜? リックを取り合ってバリィとランディが喧嘩でもしたんかね? いやちがうな、まてまて、これはぢゃな… |
シャッケルは、寝ぼけまなこのまま、眉間にしわを寄せてちょっと考えている様子。
| ■シャッケル To:ALL |
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そうぢゃ。二人の愛の壮絶な応酬の果てに、リックとバリィは些細な意地の張り合いをきっかけに気まずくなってしまったのぢゃ。そしてついにリックは色男ランディにそそのかされて、その魔手に落ちてしまった、といったところぢゃろう。そうぢゃろう。ふむ。 …しかし、男同士はいかんぞ? |
| ■バリィ To:シャッケル |
| ・・・ジジィ、遺書は書けたか? |
バリィの双眸に剣呑な光が宿った。
| ■シャッケル To:バリィ |
| ひぃぃ。なんぢゃおそろしい顔しおってからに〜(涙) |
シャッケルは、バリィの眼光に引きつって鼻水たらしながら腰を抜かしかけている。
| ■リック To:シャッケル |
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ど、どこが愛しあっているんですか!ランディさんとは何でもないんですよ〜。 首、をしめられて、いるんです、よ。く、苦しい・・・ |
| ■ランディ To:シャッケル |
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おぉ、ジジイも居たか。 あんたも一緒について来いよ。こいつは冥土の土産になるぜ。 何せ、あの二人がな…。(にんまり |
| ■シャッケル To:リック、ランディ |
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んむむ。ランディよ、そのままだとリックがマーファ神の元に召されてしまうぞ ぃ。 しかし、あの二人とな? …ここにおらんメンツといえば、イヴとランバートぢ ゃな? |
| ■バリィ To:シャッケル |
| あいつら、自分の部屋で寝てんじゃねぇの? |
| ■ランディ To:all |
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いやいや…、それがまたひょんな所で二人に出会ってな。(にやり ともかく急ぐぞ!仲間として、二人の密会現場を暖かく見守らなきゃならんからな!! |
| ■シャッケル To:ALL |
| なに、そういうことなら、早く言わんかい。そらさっさと現場へ急行ぢゃ! |
| ■バリィ To:シャッケル |
| なにが「そういうこと」なんだよ? ったく、かったりぃ。 |
そう言いながらも、バリィも「あの二人」というのが気になるらしい。
かくして、一行はまだ夜も明けきらないというのに、騒々しく銀の網亭を飛び出していったのだった。
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GM:河野 大助
連絡先:hal@uhwl.com