二手にわかれたもう片方。エコー、ナミキ、レインの三人組。
　このまま現場検証を行おうと村に戻ってきたのは良いが‥‥さて、現場は何処だろう？

　と、思い出しつつ一歩を踏み出すと、

　すこぉし、方向が違っていたようです。

　正しい方向歩きながら、出かけに村長に聞いていたお宅訪問。
　被害にあったのは豚と鶏。

　なんか。絵に描いたような「田舎の人」っぽい口調のおじさんです。
　推定年齢40半ば。

　と、案内されたは豚達のいる柵。
　柵の中でぶひぶひと静かにしている豚達も‥‥

　つい‥‥と柵を越えると。一斉に豚達は騒ぎだす。

　どうも「餌くれ」「餌くれ」「餌くれ」「餌くれ」と叫んでいるようにも思える。

　いや、豚はアッガイに向かって鳴いているわけで‥‥‥たぶん。

　関心したように、まじまじとレインを見る。

　「あんなに」とは言っているようですが。すべてイメージで話しているようです。

　何かしら関心したように、まじまじとレインを見つめます。
　主人の。そんな行動に、豚たちも少し静かになってレインを見つめたり。
　^(・..・^ )~

　"魔法が使える"、と続けて言おうかとも思うが。おっさんと豚さんに尊敬されても１文の得にもならない‥‥と、言葉を飲み込むナミキであった。

　と、ナミキとエコーを見る。

　ナミキからの問いに、エコー・レインともに頷く。

　アッガイに礼を言い、冒険者達は戻っていった。