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SW-PBM #072 汎用ヒト型演劇人形 |
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引き摺り続けて、何とか到着。
マークの容態は悪化する一方で、今は話す気力も無くなっていた。
| ■マーク |
| うう……。 |
| ■ルリィ To:マーク |
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お医者様の所に着きましたよっ。 あともう少しの辛抱ですから。 ……はぁ。…にしても疲れました……。 |
重労働のため、すっかり疲労困憊。
| ■パル To:ルリィ |
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凄いです。 あれだけ、ずるずるするなんて。 |
| ■ルリィ To:パル |
| ……えぇまぁ…分厚い本持ったりとかで、多少は鍛えられてますから…(^-^; |
| ■ニノア To:ルリィ |
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(古代語魔法の)オークに運ばせれば楽なんだが。 腕が痛むと、魔法が使えず不便なものだ。 |
| ■ルリィ To:ニノア |
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無いものねだりしても仕方ありませんし(苦笑) それに、なんとか着きましたしね。 |
診療所には先客が居た。
筋骨逞しい中年男性と、軍属の若い娘である。
| ■イングウェイ=マルムス |
| いでで(T_T |
腕を押さえている。
| ■パークレア |
| あいたた(>_<; |
腰を押さえている。
二人を診ているのは、皺を深く刻んだ老男性。
| ■老医者 To:ルリィ |
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ふぉっ、また患者か? 今日は儲かる日じゃ、ふぉっふおっふおっ。 お嬢ちゃんは何処が悪いんかの? 腰か? 胸か? |
| ■ルリィ To:老医者 |
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別にこの歳で腰痛って訳でもありませんし…。 胸の持病を患ってもいませんし…。 ……どうして腰や胸が悪く見えたのか解りませんけど。 |
首を傾げつつも、運んで来たマークを前へ押しやる。
| ■ルリィ To:老医者 |
| そもそも診ていただきたいのは、私じゃなくこの方なのですが…。 |
| ■老医者 To:ルリィ&マーク |
| なんじゃ、野郎か。 |
近寄って来て容態を確かめる。
| ■老医者 To:ルリィ |
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んん──。 見た所、今すぐ死ぬ訳じゃないし後回しだな。 そこの長椅子に寝かせとけ。 |
| ■ルリィ To:老医者 |
| こんなに苦しそうですけど…本当に大丈夫なんですか? |
| ■老医者 To:ルリィ |
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人間、そう簡単にくたばったりせんわ。 ん〜。 |
何気にルリィのお尻を撫でてゆく老医者。
| ■ルリィ To:老医者 |
| なっ!!(///) 何をするんですかっ!!? |
反射的にパシッ、と老医者の手を叩く。
| ■老医者 |
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ええのぉ。 ふぉっふおっふおっ。 |
| ■ルリィ To:老医者 |
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「ええのぉ」じゃありませんっ! ……まったく…(-_-;; |
| ■パル To:ルリィ |
| いいの? |
ルリィのお尻に熱い視線。
| ■ルリィ To:パル |
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知りませんっ!! ……はぁ。 なんかホント疲れます…(嘆) |
| ■ニノア To:ルリィ&パル |
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遊ぶのは程々にしとけ。 よし、人形を追うぞ。 |
| ■パル To:ニノア&ルリィ |
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あ、あの。 パルも一緒ですか? |
成り行きで付いて来ていたパルである。
| ■ルリィ To:パル |
| えぇ、勿論です(にっこり) |
頷いた後、
| ■ルリィ To:ニノア |
| せっかくですから、ここでも情報収集していきましょう(^-^) |
| ■ニノア To:ルリィ |
| 手短にな。 |
| ■ルリィ To:患者達 |
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――こんにちは。 お二人とも、辛そうですね(^-^; どうしてそんな怪我を? |
| ■イングウェイ To:ルリィ |
| ふっ。勝負に負けてな。 |
| ■パークレア To:ルリィ |
| まぁ、ちょっと馬から。 |
なんとなく打ち解けて、名前程度の自己紹介を交わす。
| ■ルリィ To:イングウェイ&パークレア |
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私たちが運んで来た方は、突然変な大男に投げ飛ばされたんですって。 酷い話ですよね〜。 やっぱり犯人はちゃんと謝るべきだと思うんです。 だから私たち、その怪しげな大男を探しているんですよ。 心当たりがあったら教えていただけませんか? |
| ■パークレア To:ルリィ |
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よし。 腰が治ったらそんな奴は捕まえてやる。 って、あたた(汗) |
| ■ルリィ To:パークレア |
| あっ…無理しないでください(^-^; |
| ■イングウェイ To:ルリィ |
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義手を付けて、ボロ布を纏った奴じゃなかったか? そいつなら、勝負の後──北の方に去っていったが。 |
| ■ルリィ To:イングウェイ |
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多分その人です! えぇと…どの場所から北、ですか? |
| ■イングウェイ |
| 表通りに出た所だ。 |
| ■ルリィ To:イングウェイ |
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なるほど…。 有難う御座います。これであの大男を見つけ出せそうですよ(^-^) |
| ■イングウェイ To:ルリィ |
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そうか。 しかし、奴を次に倒すのはこの……あでで(X▽X; |
治療の為に腕を取られ、悲鳴を上げる。
| ■ニノア To:ルリィ&パル |
| 行くか、北へ。 |
| ■ルリィ To:ニノア〜老医者 |
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えぇ、行きましょう。 それではマークさんを宜しくお願いしますね。 |
| ■老医者 To:ルリィ |
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何じゃ、行ってしまうのか。 ひとつ、茶でも入れて貰おうと思っとったのに……。 |
| ■ルリィ To:老医者 |
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お茶は、怪我が治った後のマークさんにでも入れてもらってください(にっこり) それでは。 |
表通りへの狭い道に、ガラの悪そうな男が数人集まっていた。
無事には通して貰えない雰囲気である。
| ■ルリィ To:ALL |
| んー…無用なイザコザに巻き込まれるのも馬鹿らしいですから、迂回しましょうか。 |
| ■ニノア To:ルリィ |
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賢明だな。 その格好は相手を刺激するだけだ。 |
| ■パル To:ALL |
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こ、こっち見ました。 あの、は、早く行きましょう。 |
| ■ルリィ To:ALL |
| そうですね。急ぎましょう! |
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