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SW-PBM #072 汎用ヒト型演劇人形 |
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| ■ |
銀の網亭から一歩出ると、喧騒に包まれた街の中。
| ■鶏(複数羽) |
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こけーこここ、こくけこけ、こっこっ、こくけーここ。 こーこっ、こけっ、ここここー、こーっ……。 |
目の前を、数羽の鶏が行く。
| ■チーゼル |
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う、うわっ…っとっとっと。 …何、いま、の…?( ・・) |
| ■男 To:全員 |
| に、鶏を捕まえてくれ〜(汗) |
左手の路上、空荷となった馬車から悲痛な叫びが響く。
| ■ルリィ |
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あぁもうっ! 急いでいる時に限って、どうしてこう次から次へと…(^-^;; |
とさり、と持っていた袋を地に落とし。
ルリィはゆっくりと杖を構えた。
| ■ルリィ |
| …そうですね。眠らせてしまえば、掴まえるのも楽でしょう(微笑)。 |
| ■フェリオ To:ルリィ |
| ……なんか笑顔が怖いな〜…… |
| ■ルリィ To:フェリオ |
| 気のせいです(断言) |
| ■フィアルラ To:ルリィ |
| ルリィさん、私も手伝いますっ。 |
荷物を放り出して(をい)鶏を追っかける。
| ■ラヴィ To:ルリィ&フィア |
| まったく・・・・2人でやるより3人の方が早いわね。 |
フィアに続いて鶏を追いかけます。
| ■チーゼル |
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…と? …みんなが行くんなら、そっち行っちゃった方がいっか。…変に時間とられたくないしっ んとっ、わかりましたっ 手伝いますっ ……ってゆか、今日厄日だよね、絶対。 |
| ■フェリオ To:独り言 |
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荷物運びの時と反応速度が圧倒的に違うのは気のせいだろうか…… ていうか……落とした荷物密かにこっちに回ってくるんじゃないだろーなぁ |
独り言言いつつ傍観
| ■ヴィトリス To:フェリオ? |
| どうでしょう? |
独り言に返事を返しつつ、眠りたくはないので同じく傍観。
なにやら声が聞こえたので、きょとん、とそちらに目をやるルリィ。
| ■ルリィ To:フェリオ? |
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…そんなにたくさん荷物を運びたかったら、言ってくださればいいのに。 (↑本気で言ってます(笑)) |
| ■フェリオ To:ルリィ |
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い、いや残念ながら俺の両手はもういっぱいでな。 持ちたいのはやまやまなんだけど、それはルリィに任せるよ。 いやぁ残念だなぁ、ホントに。 |
言い訳マシーン
| ■ルリィ To:フェリオ |
| なんだ。せめてフィアルラさんの荷物持ってあげるくらいの甲斐性があるかなぁ、って思っていましたのに(^-^) |
悪気なし(笑)
| ■鶏(複数羽) |
| こっ? |
冒険者達の動きに反応する鶏。
| ■ルリィ To:鶏 |
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眠りの檻よ、彼の者たちを雲のように包み込みなさい… は〜〜すっきり♪ |
魔法が使えてルリィはご機嫌。
| ■ラヴィ To:フィア |
| フィア!そっちに1匹いったわよ! |
| ■フィアルラ To:ラヴィ |
| はいっ! 任せてくださいっ。 |
3人の歩行者を巻き込んだが、全ての鶏を捕獲する事に成功。
| ■ルリィ To:ALL |
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やっぱり巻き込んでしまいましたか(^-^;;
えっと、眠った鶏はお願いしますね〜。 |
1人1人に謝りつつ、眠ってしまった歩行者を起こしてゆく。
鶏に逃げられた男が、声を掛けて来る。
口髭を蓄えた40代のおじさんである。
| ■おじさん To:全員 |
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ありがとう。 捕まえた鶏は、馬車の中のかごに入れて貰えないか? しかし、何かお礼をせねばな。 |
| ■ラヴィ To:おじさん |
| このかごね? よっ・・・と。はいこれでOK♪ |
| ■フィアルラ To:おじさん |
| はい、このコもですね。 |
路上で眠った鶏も拾われる。
| ■おじさん To:全員 |
| しかし、何かお礼をせねばな。 |
| ■ラヴィ To:おじさん |
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あ、お礼なんていいわよ。たまたま通りがかっただけなんだから。 これ以上荷物増えても困るしね・・・^^; |
ふと馬車を見上げ
| ■ラヴィ To:おじさん |
| ・・・・そーだ。よかったらこの先の茜屋まで乗せていってくれないかしら? |
| ■おじさん To:ラヴィ〜全員 |
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お安い御用だ。 (皆の抱える荷物を見て) 困った時はお互い助け合いだ。狭いと思うが乗ってくれ。 それで、その茜屋ってのはどっちの方になるんだ? |
| ■フェリオ To:おじさん&ALL |
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今日は道に迷わない様にバッチリ覚えてきたぜ。 えーと……確かこの先の交差点を右に曲がって三つ目の角を左。 だよな? |
かなり適当
| ■おじさん To:独り言 |
| それなら、行く予定の市場に近い場所だな。 |
| ■フィアルラ To:フェリオ&おじさん |
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違いますよ、フェリオさん。 『銀の網亭を出て右、一本目の通りを左に曲がって2つ目の交差点』にMAD人形工房、 『そこから西に数軒』のところが茜屋さんです。 というわけですので、おじさんよろしくお願いします。 |
ぺこりんと頭を下げる。
| ■ルリィ To:おじさん |
| 有難うございます。助かります(^-^) |
| ■おじさん To:ルリィ |
| なぁに、礼は要んよ。 |
6人と13羽を荷台に乗せ、馬車は出発した。
幌の無い荷台に座り、揺られる冒険者達。
街の穏やかなざわめきと、石畳の上を転がる車輪の音が交わって聞こえる。
| ■おじさん |
| まず、ここを左だな。 |
1本目の通りを左に曲がる。
道幅が少し狭くなり、人通りもまばらになった。
| ■おじさん |
| 2つ目の交差点……。 |
1つ交差点を越えると、次の交差点の右奥に看板を掲げた煉瓦造りの建物が見えた。
| ■おじさん |
| 人形工房。ここから西だな。 |
2階建ての建物の前を通り過ぎる。
木の看板には、「Mark Airly Danton 人形工房」と書かれていた。
| ■ラヴィ |
| あれが人形工房ね。結構立派な建物なのね・・・。 |
| ■ルリィ |
| 『Mark…』って、人の名前かな? |
陽を背にして少し進むと、別の看板が目に入った。
茜色の鉄板に鎚と剣の絵が描かれ、茜屋と刻まれている。
| ■おじさん To:ALL |
| ここでいいんだな。 |
| ■ラヴィ To:おじさん |
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ありがと。助かったわ^^ おじさんももう鶏逃がさないように気をつけてね。 |
| ■フィアルラ To:おじさん |
| どうもありがとうございましたぁ。 |
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