| 街道沿いの森 野営地 |
オランを出て二回目の夜。
明日の昼には、チャダイ村に着けるはずである。
村の方向へと街道をそれ、森の中に入って暫く進むと日も暮れかけたころ、 ちょうど野営に適した空き地が見つかった。
そこでは、一人の少女がかまどを作り火をおこしているところだった。
| ■フィリス To：ALL |
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さて、日も暮れてきましたし、そろそろ野営の準備しませんか？ この辺り、良さそうですし…あ、先客の方がいますね。 |
| ■キャンドル To：フィリス＆ALL |
| そうね、いくら街道とはいえ女の子の一人旅、ってのは危険ね。 |
| ■フィリス To：少女 |
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こんばんわ、この辺りで野宿しようと思っているんですけど、 ご一緒させていただいてもよろしいですか？ |
| ■ 少女 To：フィリス |
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ええ、どうぞ。 旅の方ですかぁ？ |
そう言う少女の胸元には、ファリスの聖印が揺れていた。
| ■ クラウディア To:少女 |
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それじゃ失礼させてもらうよ。 大人数で申し訳ないけれど……ところであんた、ひとりかい？ |
| ■ 少女 To：クラウディア |
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はい、そうですぅ。 みなさんは、１，２，……６人さんですか？ 楽しそうですねぇ。 |
| ■ メルディス To：ALL |
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はぁ、やれやれ。 こう歩きづめなのは久しぶりでこたえましたよ。 やはり俺はもう少し体を鍛えるべきですね、まったく（苦笑） |
| ■ クラウディア To:メルディス |
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そいつはいい心がけだよ、メル先生(^^) 思い立ったら吉日、なんなら今晩から特別メニュー組んであげようかい？ |
| ■ メルディス To：クラウディア |
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い、いやいや！ マイペースでやりますよ(笑) |
| ■キャンドル To：メルディス |
| ディアの特別メニューをこなせば、メルディスも置物しょって冒険できる様になるんじゃない？(笑) |
| ■ メルディス To：キャンドル |
| あの置物を背負えるようになる特訓にぞっとしますよ（笑） |
ムキムキ メルディス。
| ■ ユウル To：少女 |
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こんばんは、お邪魔します〜。 野営の準備、何か手伝うことあったら言ってね。 えと…私はユウルだよ。名前、教えてもらえるかな？ |
| ■ チェルニ To：ユウル |
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ユウルさんですか？ 私は、チェルニです。 ファリス様の御心を信じ、お伝えすることを使命としている者ですぅ。 |
| ■ リシィア To:チェルニ |
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こんばんは。はじめまして、チェルニさま。 ファリス神官の方なんですね。 私はリシィアです。マーファさまにお仕えしています。 |
| ■キャンドル To：チェルニ |
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よろしく、チェルニ。 私は、キャンドルよ。 チェルニは、何処まで行くのかしら？ |
| ■ チェルニ To：キャンドル |
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オランへ向かって、その後アノスへ向かおうかと思ってます。 みなさんは、どちらへ？ |
| ■フィリス To:チェルニさん |
| へぇ、そうなんですか。私達オランから来たんですよ。この先のチャダイ村というところまで行くところなんです。 |
| ■キャンドル To：チェルニ |
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でも、あなたみたいな女の子の一人旅なんて、布教の為とは言え、危険よ。 せめて、誰か一緒に旅をするパートナーが必要なんじゃない？ |
| ■ チェルニ To：キャンドル |
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だいじょぉぶですよ。 それもまた、ファリス様が与えて下さった試練ですから。 |
| ■ クラウディア To:チェルニ |
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挨拶おくれてごめんよ。あたしはクラウディアだ。 あたしたち6人でパーティを組んでいるんだ……パーティ名は…… （しまった、もっと早くかっこいい名を考えておくんだったよ…… どうするかね……♪虹のふもとにゃ壺がある……） そう……レインボウ……レインボー・ヘクサ……ていうんだ。 |
クラウディア『さあ、これでもう、ハーレムパーティとは呼ばせない(^^)』
……ぐぬぬぬ。
| ■ チェルニ To：クラウディア |
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素敵なお名前ですねぇ。 あの空に架けられた橋のように、みなさんの冒険が夢へと届く事をお祈りしています。 |
| ■ メルディス To：チェルニ |
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メルディスと言います。 ま、こういうのも多生の縁ですからよろしくお願いしますよ。 |
| ■ チェルニ To：メルディス |
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こちらこそ、よろしくお願いしますぅ。 私も、一人でちょっと心細かったんですよぉ。 |
| ■フィリス To:チェルニさん |
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一人旅は心細いですよねー。 あ、そうだ、珍しいキノコがあるんですけど一緒に食べません？ すごく美味しいらしんですよ。 |
| ■ チェルニ To：フィリス |
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わぁ、いいですねぇ。 それじゃあ、私も……。 |
そう言って取り出したのは、クッキーと、小振りな壺が二つ。
| ■ チェルニ To：フィリス |
| この蜂蜜と、木苺のジャム、美味しいんですよ(^^) |
| ■フィリス To:チェルニさん、ALL |
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わ♪じゃあ食後のお茶のお供に… さて、日が落ちきる前に食事の支度を済ませちゃいましょう〜(^^ |
| ■ リシィア To:フィリス |
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きのこ売りのお爺さんは、そのきのこは石蒸しが良いと言っていましたね。 言われた通り、石蒸しにするんですか？ それとも、スープにでもします？ |
| ■ フィリス To:リシィアさん |
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せっかくですから石蒸しにしてみましょうか。そうそう食べられるものでも ないでしょうから、ここは一つ、お爺さんのお勧めを信じましょう(^^ |
| ■ チェルニ To：フィリス |
| それじゃ、私もお手伝いしますね。 |
| ■ クラウディア To:ALL |
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それなら、こっちは野営の準備をしとこうかい。 テント貼りに……薪ももうすこしあったほうがいいかね。 力仕事をしてもいいってひとはこっちにきておくれよ。 |
| ■ ユウル To：クラウディア |
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私は料理するよりは力仕事向きだからね〜。 テント張り手伝うよ。あと何すればいい？ |
| ■ クラウディア To:ユウル |
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おおっと、すまないね。 それじゃ、支柱を頼むよ。人間さんが入っても、苦労しないですむ高さにね。 あとは、料理組待ちかね。 |
| ■ メルディス To：クラウディア |
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俺は力仕事じゃ役にたてませんからね。 薪でも拾ってきますよ。 |
| ■キャンドル To：ALL |
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とすると、私も薪拾いね。 メルディス、行きましょ。 |
| ■ メルディス To：キャンドル |
| 了解しました。 |
| ■ クラウディア To:メルディス＆キャンドル |
| よろしく頼むよ、おふたりさん。枯れ木一本分ぐらい拾ってくれば、確実に体力つくからね〜。 |
| ■キャンドル To：クラウディア |
| 分かったわ、と言いたい所だけど、そんなに大量に燃やしたら、山火事になっちゃうわよ(笑) |
待つことしばし。
かまどやテントの準備も終わり掛けたころに、薪を集め、森の奧から二人が現れた。
| ■キャンドル To：ALL |
| これくらいで、足りるわよね？ |
| ■ メルディス To：キャンドル |
| 多めに持ってきたのでたぶん大丈夫だと思いますが・・・。 |
薪になりそうな枝を一抱え。
しかし、キャンドルの方が持っている量が多いように見えるのは気のせい？
| ■キャンドル To：メルディス |
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（・・・にこ♪） 初志貫徹、特訓特訓♪ はい、これもお願いね。(微笑) |
メルディスの薪に、楽しそうに薪を追加。
| ■ メルディス To：キャンドル |
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わ、わ・・ちょっと（汗） せめて持ちやすいように置いてくださいよ。 |
両の手から落ちそうになる薪を、器用に支える辺り、伊達にシーフの修行はしてないってところかな。
そんなメルディスの様子に、
| ■キャンドル To：メルディス？ |
| 大丈夫よ、上出来、上出来。 |
と、笑顔。
上出来なのは、メルディスの事か、積み上げた自分の事か……。
| ■キャンドル To：料理組＆テント組 |
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ただいま。 そっちは、どう？ |
| ■ クラウディア To：キャンドル＆メルディス |
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テントは張り終わったよ。 おお、やってるねメル先生、その調子で毎日薪運びを続ければ、ばっちりだよ。 |
| ■フィリス To:キャンドルさん |
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はい、料理の準備は整いました♪ あとは石を焼いて、放り込んで、蓋をして、待つだけです〜♪(^^ |
| ■キャンドル To：フィリス |
| じゃあ、メルディスが一所懸命、運んで来てくれた薪を使って、火力をあげると良いんじゃない？ |
| ■メルディス To：フィリス |
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ええ、そうですよ。 せっかく持ってきたのですから使ってください（笑） |
さてさて、初めての食材に初めての調理法。
一体どうなりますことやら。